【Astemoリヴァーレ茨城】スポーツの力でまちを笑顔に!~地域×スポーツコース総括レポート~

『ひたちなかBRIDGEプロジェクト』は、茨城県ひたちなか市と、地域共創コミュニティ事業を展開する一般社団法人常陸frogs、地域プロモーションの運営を行う「株式会社ココロマチ」が協働し、まちづくりや地域活性化に関心のある学生のために開催されたインターンシップです。 

ひたちなか市出身の学生と、ひたちなか市外出身の学生12名が集まり、「地域×スポーツコース」と「地域×メディアコース」に分かれて、8月から約半年間活動してきました。 

私たちは「地域×スポーツコース」のメンバーとして、受け入れ先の企業であるAstemoリヴァーレ茨城さんの女子バレーボールチームのホームゲームを盛り上げるために 家族向けのファンブースの新コンテンツ企画や運営、広報活動を行ってきました。そして、市長をはじめとしたひたちなか市の方々の前で発表を行いました。 

この記事では、「地域×スポーツコース」のメンバー6人が半年間体験した本インターンのプログラム内容と実施した企画について紹介します。 

メンバー紹介

今回のインターンシップに参加した6人のメンバーを紹介します!!

参加した6人のメンバー(以下左から順番に)

西川飛鳥
出身地:山梨県

大根田咲希
出身地:ひたちなか市

冨田穂乃美
出身地:ひたちなか市

海老澤帆夏
出身地:茨城県

上山心夕
出身地:三重県

鈴木一平
出身地:茨城県水戸市

地域×スポーツコース概要

私たちは、ひたちなか市を人が集まる持続可能な地域にしていくことに加え、「Astemoリヴァーレ茨城のファンを増やしていく」をミッションとして、ひたちなか市誕生30周年の冠がついたホームゲーム開幕戦を盛り上げるために、家族で楽しめる新コンテンツ作りに挑戦する地域×スポーツコースです。

試合当日のインターン生6人

受け入れ企業は、茨城県ひたちなか市を拠点とする女子バレーボールチーム、Astemoリヴァーレ茨城さんです。チームは1980年に設立され、現在はSV.LEAGUEに所属し、高い技術力とチームワークで多くのファンに支持されています。また、選手たちは地元の人々との交流活動を通じて、バレーボールの普及にも努めています。

私たちは、チーム公式Instagramのフォロワーを1万人、X(旧Twitter)のフォロワーを1万2千人まで増やす、試合会場であるひたちなか市総合運動公園総合体育館にファンブースを企画・運営し、100組以上のブース体験者を招くことを目標に設定しました。

地域×スポーツコースと加賀山さんについて

DAY1 オリエンテーション

ひたちなかBRIDGEプロジェクトのメンバー初顔合わせは、メディアコースの受け入れ企業である株式会社NEXT・カワシマさんが運営する「らぽーるカワシマ」で行われたオリエンテーションでした。

対面での参加メンバー、オンラインでの参加メンバーともに少し緊張しながらも、自己紹介を通し、一人一人がこのプロジェクトに参加した熱い思いを感じることができました。

ここでスポーツチームの受け入れ企業のAstemoリヴァーレ茨城の加賀山さんともはじめて顔合わせをしました。本プロジェクトのテーマである「Astemoリヴァーレ茨城のファンブースで家族で楽しめる新コンテンツづくりに挑戦」し、住み続けられるまちづくりを目指します。

Astemoリヴァーレ茨城のファンブースで親子が楽しめる新しいコンテンツづくりをするチームと、SNSを活用した情報発信をするチームの2チームに分かれ、新たなファン層を獲得することを使命として、これから学生で協力して取り組んでいきます。

初回の様子

DAY2 合宿:1日目

ひたちなか市で実施した3泊4日現地フィールドワークの様子をご紹介します!

合宿1日目はひたちなか市役所でスタートしました!ここでは大谷明市長からひたちなか市の歴史やプロジェクトにかける想い、学生メンバーのプロジェクト参加にあたっての想いを聞くことができました。

顔合わせの日に参加できなかったメンバーを含め全員対面で会った初めての日。メンバーそれぞれが不安でいっぱいながら少しずつコミュニケーションをとっていくなかで、今回のプロジェクトを全員で団結して成功させようと気持ちをひとつにすることができました!

午後からはAstemoリヴァーレ茨城さんの活動拠点であるリヴァーレアリーナとホームゲームの会場となるひたちなか市総合運動公園総合体育館の見学に行きました!リヴァーレアリーナではチームのスタッフの方々に自己紹介をしたり担当の加賀山さんに事前に考えてきたファンブースのアイデアをお伝えしたりしました。

見学させていただいたリヴァーレアリーナ 

その後移動したひたちなか市総合運動公園総合体育館では構造やスペースを確認しながら「このスペースでこんなことがしたいな!」「こんなのがあったらもっと楽しめるよね!」と想像を膨らませることができました。

1日目の最後は宿泊先の阿字ヶ浦クラブでのミーティングです!

阿字ヶ浦クラブからの景色

振り返りをしながらアイデアの改善点などの意見を出し合いました。今までは想像上のアイデアだったものが実際にフィードバックをもらったり会場を見学したりするなかでどんどん現実的になっていくのを感じました。これからの3日間がとても楽しみになった1日目でした!

DAY2 合宿:2日目

2日目は宿舎の隣のイバフォルニア・ベースでひたちなか市出身の川島飛鳥さんにお話を聞くところからスタートしました。川島さんには今までの経歴や経験、ローカルキャリア×コンテンツマーケティングについてお話いただきました。

なかでも、川島さんが仰っていた企画を考案する上での「視点」は、今後企画を考えたり、資料作りをしたりする上で重要なことだと感じました。

川島飛鳥さんにお話を聞いている様子

午後からはAstemoリヴァーレ茨城さんのアリーナに行き、実際に練習見学させていただきました。

アリーナに到着し、入った瞬間からボールの音や選手の声が響き渡っていました。前日にもアリーナは見学させていただきましたが、実際に選手が練習しているアリーナはとても活気があり、真剣な眼差しで取り組む選手の姿勢に圧倒されました。間近で選手たちの練習風景を見学できたことは、メンバー全員にとって貴重な経験になりました。

アリーナから帰ってきたあとは、企画会議を行いました。プロジェクトミッションであるInstagramのフォロワー10,000人とX(旧Twitter)のフォロワー12,000人、そしてイベントブース体験者100組という条件をクリアするために、スポーツチームの中でもSNSとイベントブースの3人ずつで分担して考えることにしました。そして2チームに分かれて夕食の時間まで話し合いを行いました。

話し合いの中で、SNS担当は「お祭りみたいに誰でも参加できるようにしたい」と抽選会を行うことが決定!

しかし、イベントブース担当ではいくつか案は出るのですが、実現性や安全性を考えると決定するまでいかず。結局この日にイベントブースの企画は決まりませんでした。

企画会議の様子

この日の最後にはイバフォルニア・ベースでメディアチームを含めた交流会を行いました。交流会には過去にひたちなかBRIDGEプロジェクトに参加いただいた企業の方や卒業生なども集まりました。

そしてケータリングではピザやお寿司、ひたちなか市の名物お芋のデザートなどたくさんの種類を用意していただき、とても豪華でみんなの瞳はキラキラ!

将来の相談をしたり雑談をしたり、ご飯を食べながらいろいろな方とお話できて充実した時間を過ごせました。

交流会の様子

DAY2 合宿:3日目

3日目は早朝に行ったミーティングからスタートしました。

最初にスケジュールを確認し、次の日が企画発表ということで、そこで使用する資料作りを夕方には始めるという目標を立てました。

その後は前日決まらなかったイベントブースで行う案を出すことに。

前日同様なかなかいい案が出ず頭を悩ませる中、クイズラリーという案が出ました。

クイズラリーであれば、今回のプロジェクトのターゲットである新規ファミリー層が楽しめることから、イベントブースの企画はクイズラリーで進めることになりました。

ミーティングの後はみんなで朝食をとり、各自身支度を終わらせて、前日に引き続き担当に分かれて企画会議を行いました。

企画会議の様子

SNS担当の抽選会については、抽選会とSNSの絡ませ方を中心に考えました。その他にも景品の個数や購入先、抽選の仕方、その際にかかる予算など企画を成功させるうえで前日よりさらにレベルアップした内容を話し合いました。

そして、Astemoリヴァーレ茨城さんのHPで発見した選手の私生活をのぞけるような情報を広めたいという想いから、Instagramでの選手のプロフィールの配信も行いたいということに。 そこで加賀山さんに情報使用の許可をとり、Instagramの配信に使用するイメージ画像を作成しました。

選手プロフィールの配信イメージ画像 

SNS担当が着々と準備を進めている中、イベントブース担当はというと、早朝にはクイズラリーを行うと決まったものの、クイズの内容で苦戦していました。

そのままどんどん時間が過ぎ夕方に、そこでとりあえず思いつくだけ案を出すことに。

「開幕戦の日はハロウィンが近いよね」

「Astemoリヴァーレ茨城さんのキャラクターの名前ってウィンちゃんだったよね」

メンバーの何気ないその一言がヒントになり、『ウィン』という単語が共通していることから、『ハロウィン』と『ウィンちゃん』をかけたクイズラリーにすることが決定!

そこからは前日やその日出た案をクイズに取り入れたり、大人の方の意見をいただいたりしてクイズラリーのブースや景品の目安までつけることができました。

意見をいただいている様子 

全体の大まかな企画が決まったところで、ようやく当初の目標だった資料作りが始まりました。しかし資料作りが開始できた時間は21時。

各自担当の資料を中心に話し合ったことをまとめていきました。合宿の疲れもたまっている中、みんなで目をこすりながら資料を作りました。

そして、資料作りが終わったのはだいたい4時。そのあとはみんな急いで片付けをして、布団に飛び込みました。

DAY2 合宿:4日目

3泊4日の合宿も、ついに最終日!

この日はAstemoリヴァーレ茨城の加賀山さんをはじめ、プロジェクト関係者の方々へ向けて企画立案のプレゼンテーションを行いました。前日は夜遅くまで発表資料を作成していたため、ほとんどのメンバーが朝食も食べずギリギリの起床……。睡魔に襲われながらも、自分たちが合宿を通じて思い描いてきた企画を提案しました。

イバフォルニア・ベースでのプレゼンの様子

発表中は笑い声のあがった場面もあり、プレゼンは大成功……と思いきや、フィードバックでは厳しいご意見も多くいただきました。落ち込んだ雰囲気になりつつも、現時点で足りないものは何か整理。地域×メディアコースの発表にも感化され、今後のことを話し合い、合宿は終了しました。

短い期間での立案は大変なところもありましたが、メンバーの仲も深まり、学びの多い4日間となりました!

地域×メディアコースも一緒に、阿字ヶ浦の海岸で記念撮影!

事前準備①:オンライン会議

4日間の合宿後、試合に向けてのオンライン会議でのミーティングは続きます。

ミーティングでは、合宿時の最終発表の企画を実現するために、企画の改善をはじめ、予算や分担について話しました。

ミーティングの際、意識していたことは、常陸frogsの菅原さんに教わった「5W1H」の考え方。

ご協力いただいた菅原さん

「5W1H」とは、文章などで物事を正確に伝えるためのフレームワークです。企画を相手に伝えるためには、分かりやすく、過不足なく伝えることが重要です。

5W1H

今まで「5W1H」が不足していたため、コミュニケーションに食い違いが発生し、業務がスムーズに進まないことや誤解を生んでしまうことがありました。これらを決めることで、当事者以外の人が企画書を見ても、正しく伝えることができるようになりました。

オンライン会議の様子

Astemoリヴァーレ茨城の加賀山さんを中心に、フィードバックやアドバイスをいただき詳細を決めながら、10月19日のホームゲームまでに準備に取り掛かります。
企画書を準備したり、ポスターや抽選券を作成する際、時には夜中になることも…

次は、10月19日のホームゲームに向けて、茨城県在住メンバーの取り組みを紹介します!!

事前準備②:茨城県在住メンバーの動き

現地組の事前準備を紹介します!茨城県在住メンバーは3人でしたが、合宿以降対面で会うのが約2か月ぶりだったので少しドキドキしました!

まず初めに市役所の会議室をお借りして、イベント告知のために作成したチラシの仕分け作業を行いました。今回のイベントはファミリー層を主なターゲットとしているので、ひたちなか市内の小学校18校の1年生から4年生にチラシを配布してもらえるよう仕分け作業を行ったのですが、数が多くて予想以上に時間がかかってしまうという事件が!(笑)「これもイベントを成功させるため!」と自分たちを鼓舞して手作業で仕分けを頑張りました!

実際に配布したチラシのデザイン

仕分け作業の途中でリヴァーレアリーナにおじゃまし、ウィンちゃんのサイズ測定をさせていただきました!当日ウィンちゃんにしてもらう仮装のイメージを膨らませることができました。

事前準備の最後は当日のイベント会場の飾りつけとメンバー、ウィンちゃんの仮装の買い出しです!ハロウィンとウィンちゃんをかけたイベントにしようと考えていたのでハロウィン仕様の仮装を購入しました。

イベントまで残り日数が少ない中で、改めて当日をイメージしながら準備を進めることができました!

SNS企画

目標の1つである「Astemoリヴァーレ茨城公式SNSのフォロワーを増やす(Instagram:10,000人、X:12,000人)」を達成すべく、合宿やオンライン会議を重ねて、選手紹介を作成・投稿することにしました!!

フォロワー数を伸ばすために…投稿がおすすめにのれるように…以下の3つの工夫をしました。

①選手に共感を抱きやすい紹介の作成

チーム、選手を初めて見るという新規層と既存ファンの双方に向けて作成しました。SNSユーザーに「私と好きな曲が一緒だ!」「〇〇選手の趣味が意外だった!」などの感想をもっていただき、選手への共感を抱かせることを意識しました。 

作成した選手紹介の詳細

②ハッシュタグを活用して閲覧数を増やす

バレーボールという枠の外側からも投稿を見てもらうために、選手の趣味等に関連付けたハッシュタグを活用しました!また、外国籍選手の加入に伴い、英語表記のハッシュタグも使用しました。(例:野中選手の場合…#サウナ,#RADWINPS,#別荘,#volleyball など)

③コメント欄を盛り上げるキャプション

コメント数が多いほどSNSではおすすめにのりやすい…!?ということで、コメントを募るキャプションとともに投稿することにしました。(例:野中選手の場合… 野中選手におすすめしたいドライブスポットと映画を是非コメント欄で教えてください、など)

作成した15選手分の選手紹介は、リヴァーレさんのSV.LEAGUE開幕カウントダウン(9月29日~10月13日の全15日間)にあわせて投稿しました。

では、実際にフォロワー数は増えたのか…!!?
フォロワー数の推移を、SNS企画実施前の30日間と実施中の15日間とで比較していきます。

X(旧Twitter)フォロワー数推移
Instagramフォロワー数推移

SNS企画実施中の15日間の方がフォロワーの伸び率が高くなりましたが、目標数には届かず悔いの残る結果に…。ですが、閲覧数やいいね数、コメント数は伸びていたので私たちの工夫が活きたのだと実感できました!!

フォロワー数を達成できなかったX(旧Twitter)については、最終報告会で新たに「Xフォロワーアップ大作戦」を提案しました!

「まだリヴァーレのSNSをチェックしてない!」そんな方がいましたら、是非フォローして私たちが作成した選手紹介をご覧ください!♪

Astemoリヴァーレ茨城公式XAstemoリヴァーレ茨城公式Instagram

DAY3 試合当日:抽選会

私たちスポーツチームはブースの1つとして抽選会を行いました!

「お祭りみたいに盛り上げたいよね」という意見から始まり、SNSのフォロワーを増やすことと、お客さんに楽しんでもらうためには何をすればいいのかを考えてたどり着いた企画が抽選会でした。
抽選会という企画を行いたい!とみんなの意見が固まったのが合宿の3日目だったということもあり、内容を決め切ることができずに合宿が終わってしまいました。合宿後は直接会う機会がブースを出す当日しかなかったため、Zoomでの会議、グループLINEでのコミュニケーションを取り続けました。みんなでLINE通話を繋ぎながら夜中まで話すことも….。これらのことを重ねに重ねて企画を詰めていきました。

抽選会の内容としては、全来場者に抽選券を1枚ずつ配り、InstagramとX(旧Twitter)のどちらかをフォローしていればプラスで1枚、どちらともフォローしている場合は2枚お渡しする仕組みにしました。この施策を行うことにより、リヴァーレ茨城公式SNSの新規のフォロワー獲得を目指しました。

抽選会の景品

親子が楽しめる新しいコンテンツづくりを目標に、ホームゲーム当日のイベント作成のチームと、それらを告知するための広報活動のチームに分かれ、イベント当日に向け、取り組んでいきます。
待ちに待った当日がついにやってきました。今まで話合い、準備してきたことを存分に発揮すべく全力で取り組みます!

ブースに事前に準備したポスターやSNSのQRコードを貼り、お客さんに配る抽選券をセット。学生と市役所の方々、常陸frogsの方と共にシュミレーションを行い、開場までの準備をしました。

10:30になり、ついに開場です!

一番奥のスペースにブースを開いていたため、お客さんの呼び込みが他のブースより難しいだろうと予想をしていました。お客さんを引き寄せるためにも、入場口でブースの案内をするメンバーと、抽選券をブースで配るメンバーというように役割を分け、目標を達成するために全員が声を張ってお客さんを呼び込みました。

お客さんがグッズショップに流れていく中、「奥で何をやっているんだろう?」と気にかけてくださるお客さんへ積極的に声をかけ、少しずつお客さんが集まってきてくれました。
お客さん一人一人と会話していく中で、ひたちなかBRIDGEプロジェクトに興味を示してくださる方もいて、色々な方とたくさんのコミュニケーションをとることができました。

抽選会受付の様子

抽選会を行って残った反省点として、準備した抽選券が全然配り終えられなかったということです。もう少し人数の予想をした上で配り方を考えるべきだったなと悔しさが残りました。

試合が始まると、交替でブースに残りながら試合を観戦することができました。日本最高峰のリーグの試合は迫力満点。試合結果もリヴァーレ茨城の勝利!とてもいいシーンを見ることができて嬉しかったです。

試合が終わり、最後に当選されたお客さんがグッズをブースにとりにきてくださいました。お客さんにどうしたら喜んでもらえるのかを考えてできた企画であったため、当選された方がグッズを手に取って喜んでくださった笑顔が今でも忘れられません。

会場を回りながら、抽選券を配りました!

DAY3 試合当日:ハロウィンクイズラリー

続いては、もう1つの企画「ハロウィンクイズラリー」についてご紹介します!

この企画は、Astemoリヴァーレ茨城の公式マスコットにまつわるクイズラリー。試合日が10月19日ということで、一足先のハロウィンをテーマに、参加者にはお菓子を配布しました。
企画名は、「ハロウィン」と公式マスコットである「ウィン」ちゃんの名前をかけたもの。合宿中にひらめいたときは、一同盛り上がりました(笑)

実際に配布したクイズカード

話し合いを重ね、内容から実施方法にいたるまで、ここではお伝えしきれないほどさまざまな工夫を凝らしました。

出題したクイズとその選択肢はこちら↓

  1. ウィンちゃんの「め」のなかにはなにがある?(おはな・ほし・はーと)
  2. かそうしたウィンちゃんをさがそう!マントはなにいろかな?(むらさき・くろ・おれんじ)
  3. ウィンちゃんのくつのサイズはどのくらいだろう?(20cm・30cm・40cm)

今回のメインターゲットである、子どもにも分かりやすい表現にこだわりました。みなさんの予想はいかがでしょうか?回答は以下のとおりです!

  1. ほし
  2. むらさき
  3. 40cm

なんと靴のサイズは約40cm!驚きですよね。ウィンちゃんとは試合開始前などに触れ合うことができるので、ぜひAstemoリヴァーレ茨城の試合に足を運んで、実際に確かめてみてください!

参加者には3題のクイズに加えて、会場のどこかに掲示した合言葉を探してもらいます。合言葉は「トリックオアトリート」。3階の観客席へと続く階段が殺風景であったため、そこに掲示することに。せっかくのホーム開幕戦・ひたちなか市誕生30周年のアニバーサリーマッチということで、あわせてAstemoリヴァーレ茨城とひたちなか市の歴史も掲示しました!

階段に掲示したデザイン

迎えた当日。まずは会場設営です。
ミーティング後、1人ずつ意気込みを話し終わると「全員で円陣を組もう」との声が!気持ちが1つになったところで、ブースの装飾に取り掛かります。

ウィンちゃんをおめかし

なかでも好評だったのは、入場口からブースにかけてフロアに貼った足跡のシール!
ブースが奥まった場所にあるため、少しでも足を運んでもらえるようにと思いついたアイデアです。

足跡シールを貼付中

しかし誤算やハプニングもあり、一部の準備が間に合わず、計画の甘さを痛感……。
そんなこんなで開場直後はバタバタしてしまいましたが、最終的には用意した300枚のカードをすべて配り終えることができました!
配布が終了したあとも、通りかかった方々に口頭でクイズを実施し、およそ180名の方々に参加していただけるという結果になりました。

多くの方々に楽しんでいただけましたが、目標数値の単位が「組」であるのに対して人数でカウントしてしまい、達成できたかどうかが曖昧になってしまったことが、振り返りとして挙げられます。

景品交換の様子

カードを配布した全員に参加してもらうことはできず悔しさも残りますが、交流させていただくなかで来場者の方々のあたたかさに触れ、こちらも自然と笑顔になりました。
反省点も多くありましたが、とても達成感のある充実した1日でした!

DAY4 最終報告会

最終報告会にて全員で記念撮影

12月に入り気温もどんどん下がってきたなか、私たちスポーツチームは最終報告会のプレゼン資料準備に燃えていました!メンバー全員で定期的に集まることは難しく完成には予想をはるかに超える時間がかかってしまいました。それでもなんとかスケジュールを合わせてそれぞれの担当部分を確認しあえた時はすごく安心しました…!

いざ当日。10月のイベント当日以来2か月ぶりにメンバー全員がひたちなか市に集合しました!リハーサルでは話すのが早いメンバーも多く、緊張していることがすごく表に出ていましたが、本番では落ち着いて自分たちが伝えたいことをしっかりと伝えることができました。

発表の様子

実際の報告会の様子は、ひたちなか市公式YouTubeチャンネル『ひとが咲くまち。ひたちなか市』にて全編ご視聴いただけます!気になる方はぜひご覧ください!

動画はこちらから!

ひたちなかBRIDGEプロジェクト2024実践報告会

感想

西川飛鳥

今回のインターンで、チームマネジメントや企画作りの難しさを知りました。今まで、チーム内での衝突を体験したことがなく、自分自身どうすればいいのかわからなくなってしまいました。そんな時は頼れる人にすぐ頼り、自分が抱えている問題の共有や具体的なコミュニケーションを実施することが重要だと感じました。

今後同じような問題に直面した時、自分の力で解決できるよう、今回の大人の方のマネジメントを参考にし、エンジニアとして、チームプロジェクトに貢献できるようにしたいです。

大根田咲希

今回のインターンを通して、「積極性」の大切さを知ることができました。今までは自分自身も発言することに苦手意識がありました。しかし自分も含めメンバー全員がインターンに真剣に向き合い、意見を出し合えたからこそ納得のいく企画を行うことができたと感じています。今後はこれまで以上に「積極性」を意識しながら、日々励んでいきたいと思います。協力してくださった皆様、ありがとうございました。

冨田穂乃美

このプロジェクトを通してさまざまな人と出会い、地元ひたちなか市のことがより好きになりました!メンバー間での衝突もありましたが、振り返るとそれだけ全員が真剣に取り組んだ証拠だと思っています。成長の機会だけでなく、自分の人生について考えるきっかけをいただきました。今後も学びを活かし、地元に貢献できるよう励んでいきます!貴重な経験をさせてくださった皆さま、ありがとうございました。

海老澤帆夏

「一歩踏み出すことの大切さ」を学んだインターンとなりました!自分の意見を遠慮せずに提案すること、気持ちを正直に伝えること…そして何より、勇気を出してこのひたちなかBRIDGEプロジェクトに応募したこと。インターン生全員が一歩踏み出したからこそ私たちが出会い、貴重な学びの機会を得ることができたのだと思います。これからも挑戦する姿勢を忘れずに進んでいきます!私たちをサポートしてくださった皆様、ありがとうございました。

上山心夕

今回のプロジェクトを通して私は、自分の強みを見つけることができました。企画を考え進めていく中で困難なことはたくさんあったのですが、「なんとかなる!」とポジティブな考え方で雰囲気を変えることができていたのではないかなと思います。

チームの学生メンバーはもちろん、たくさんの方々の協力があって無事に活動を終えることができました。感謝の気持ちでいっぱいです!

鈴木一平

このインターンを通して、たくさんの人と同じ企画を進めていく上で「全員と協力することの大切さ」を改めて実感することが出来ました。企画を作り上げることや、内容の決定、当日の動きなど、全て1人で抱えてしまうとできないことでも、協力することで大きな力になり、結束力が深まることが分かりました。個人としてもコミュニケーションの力や、周りを観察して自分で考える力などとても成長を感じる半年を過ごせたと思います…!

ここからは学んだことを糧に将来に向けて成長していきたいと思います!
改めてこのプロジェクトに関わってくださった皆様、本当にありがとうございました!

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました!たくさんの問題や不安を乗り越えながら多くの「楽しい」にあふれていた私たちの活動について、少しでも伝わってくれたら幸いです。
 
これにて今回のひたちなかBRIDGEプロジェクトのメインの活動は終了しましたが、メンバーにとって地域のことを考えていこうと思えるステキな機会になりました。今回のプロジェクトを通してメンバーはもちろん、多くの方々と貴重な出会いができたことは私たちにとって最高の思い出です!