知れば知るほど奥深いローカル業界!
昨今の地域活性化ブームもあり、全国各地で特徴ある様々な取り組みが行われています。
その中には、皆さんが実際に注目しているもの、取り組んでいるものもあるでしょう!
今回は、ローカル業界で働くココロマチスタッフ厳選!
知っていて当たり前の、要注目取り組みをご紹介します!
目次
食べ物付きの情報誌「食べる通信」
わたしたちは考えました。
世なおしは、食なおし。
自分の暮らしを取り巻く環境に主体的に”参画”する。
まずは、基本の“食”から。自分の命を支える食をつくる“ふるさと”を、一人ひとりがみつけてほしい。
その食をつくる人や海や土と、関わってほしい。
自分たちの暮らしを手の届くところに取り戻すことで、自ら暮らしをつくりあげる喜びを思い出し、自然災害や経済的リスク、生活習慣病などを抱える脆弱な社会に備える。
そんな思いをもって、食べる通信は立ち上げられました。
サービスの主役は「つくる人の物語」
「食べる通信」は食のつくり手を特集した情報誌と、彼らが収穫した食べものがセットで定期的に届く“食べもの付き情報誌”です。
特集されたつくり手と直接つながる様々なしかけがあり、SNSでのコミュニティや、交流イベントなども開かれています。
つくり手のライフストーリーと共に、食べものをいただく。ごちそうさまを伝える。そんな新たな食体験を味わえます。
東日本大震災をきっかけに、2013年に東北で創刊した「東北食べる通信」。
今では、四国、北海道と全国30ヶ所以上からご当地の「食べる通信」が創刊。
台湾や韓国など海外でも創刊の動きがひろがっています。
画像提供・協力:食べる通信 http://taberu.me/
地域のワカモノが未来を語る!「若者会議」
若者が地域の未来やそこでの自分自身のあり方について語り合ったり、その実現に向けたプロジェクトを実践する「若者会議」というコミュニティ。
発祥となった小布施若者会議は、小布施町を舞台に、新しい社会モデルやライフスタイルの実現を目指す35歳以下の若者による、プロジェクト型コミュニティです。
2016年に行われた小布施若者会議では、5つのプロジェクトを柱に事業をプロトタイプ。
①世界最先端の「学び舎」
②「伝える」は、紙からSNSに?
③日本一有名な「果物のまち」へ
④クリエイティブ・ハブは、つくれる?
⑤小布施リトリートタウン化計画
といった5つのテーマでプロジェクトが実施されました。
2012年、長野県北部に位置する 人口1万人の小さな町、小布施町で始まった若者会議は、その参加者などを通じて全国に波及しています。
現在すべての若者会議は別々の運営母体によって実施されており、企画の趣旨や内容は大幅に異なるようです。
北から順に
・さっぽろ若者会議 https://www.facebook.com/wakamono.in.sapporo/
・東北若者1000人会議 http://bannin-first500.com/
・いわき若者会議 https://www.facebook.com/iwakiwakamono
・つばめ若者会議 http://tsubame-wakamono.com/
・信州若者1000人会議 http://www.shinshu2030.com/
・名古屋わかもの会議 http://nagoya-wakamonokaigi.com/
・岐阜わかもの会議(HPなし)
・四国若者1000人会議 http://shikoku1000.jp/
・くまもと若者会議 http://kumamotowakamono.net/
など20以上の地域で開催されているようです。ぜひ、お近くの若者会議に参加し、地域の未来を一緒に考えてみるのはどうでしょうか。
志を持つ若者の会議から、未来の「あたりまえ」は生まれようとしています。
画像提供・協力:小布施若者会議 http://obuse-conference.jp/
地元を送ろう。郷土愛が届く!?「地元のカタログギフト」
「地元のカタログギフト」とは、カタログギフトの商品が、ある特定の地域の産品でラインナップされているものです。
例えば、「長野県上田市のカタログギフト」には、長野県上田市の産品である、りんごや味噌や日本酒などが、「香川県小豆島のカタログギフト」には香川県小豆島の産品である醤油や佃煮やそうめんなどがラインナップされています。
地域に密着したこのサービスは、その地域の出身者の方の披露宴や、その地域にある企業のキャンペーンなどで利用が多いとのこと。東北の三陸海岸のカタログギフトや、熊本県のカタログギフトについては、復興支援として利用していただく企業もあるそうです。
なんと宮城県女川町のカタログギフトは、宮城県女川町がふるさと納税の返礼品として利用しています。
地元のカタログの対象地域は全国に広がっています。ぜひ、ご自身の地元の商品を大切な人へプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
画像提供・協力:地元のカタログギフトhttp://gift.jimo.co.jp/
移住者に必要な居・職・住を支援!「〇〇移住計画」
「居・職・住」の3つの方面から移住者へ必要な情報を届ける取り組み。
2011年、任意団体の京都移住計画が活動をスタートしてから、現在では日本各地で同様の取り組みが広がり、「みんなの移住計画」という形での地域を超えた連携を通じて、生きたい場所で生きる人の旗印になることを目指して活動しています。
発祥元となった京都移住計画は、京都で暮らしたい人の想いを形にする任意団体として、2011年から活動を開始。
首都圏から京都にUターンや、Iターンしてきた仲間と共に「居・職・住」という移り住む人にとって必要なことをお届けしています。
「居」-居場所(コミュニティ)づくりのお手伝い-
移り住むことを考えている人、移り住んだ人同士がつながる場(京都移住茶論)を、開催しています。移り住むことを一人で考えるよりも、仲間と共に思い描き、一歩前に進むきっかけをお届け。興味や関心の合うコミュニティへもおつなぎします。
「職」-地元密着ならではの求人情報をお届け-
どういう想いで仕事をしているのか、どんな仲間を求めているのかを、お届けしています。良いことばかりではなく、大変なこと厳しいことも含めて、等身大の会社を知ってもらうことが、長い目で見た時に良いご縁になると信じています。
「住」-暮らしを楽しむ・こだわりの物件をご紹介-
単なる間取りや家賃・築年数という数字で見える情報だけでなく、その建物がもつ歴史や物語、周りの土地の匂いや空気感といった見えないものも、お届けしています。大勢の人に届けるのではなく、あなたにこそ、という人にこそ届くことを大事に。
現在ではこの取り組みが全国に広がり、各地での特色を活かした「移住計画」が活動しています。
・岩手移住計画 http://saya0330saya.wixsite.com/iwateijyukeikaku
・奈良移住計画 http://nara-ijyu.com/
・山口移住計画 http://yamaguchi-iju.com/
・福岡移住計画 http://fukuoka-ijyu.jp/
・鹿児島移住計画 http://kagoshima-ijyu.jp/
などなど、ここには載せきれていませんが、
現在全国に17つの府県で広がっています。
移住という大きな決断を必要とする事だからこそ
幅広い地域や人を知ることが大事ですね。
これから全国の移住計画のネットワークを活かした新たな動きも
スタートしていく予定とのことなので、こちらのfacebookも
ご興味ある方はフォローしてみておいてください!i移住に関する情報も盛りだくさんです!
要チェックですよ~!
みんなの移住計画facebookページ
https://www.facebook.com/iju.keikaku/?fref=ts
画像提供・協力:京都移住計画 http://kyoto-iju.com/
まとめ
ローカル業界の基礎知識、いかがでしたでしょうか?
それぞれの取り組みは、今後もさらに発展し、つながりが生まれていくことが期待されます!
各取り組みから目が離せませんね。
HATAFURIでは、これからも注目の活動をお伝えしていきます!