目次
提案内容ダイジェスト
やるならとことん!論理に分析し学生の感覚で改善案を提案する!
現在はNEXT・カワシマのスタッフによって運営されているWEBサイト「イチオシ☆ひたちなか」。私たちの課題は、まだ出来て間もないこのサイトをどのようにより良いものにするか、というものでした。
「学生の意見を積極的に取り入れていきたい」、「提案で終わらせずに実現を目指す」という「NEXT・カワシマ」の川嶋さん、舟橋さんのご意向に応えられるよう、実際に運営することを想定して活動を進めました。
提案資料内容を大きく分けると、
- 取材経験や投稿記事を現状を細かく分析し課題を提示する(現状に向き合う)
- 見つけた課題点を解決するための具体的な提案(アイデアを元に想像を膨らませる)
という2つのセクションに分かれています。
【論理的に】現状の徹底分析!
★原因分析:背景
・企業や市の課題点を挙げ、サイトの存在意義を明示する。
・実際の記事のアクセス数値から、閲覧数を伸ばすカギとなる仮説を提示する。
・課題を細分化し、ロジックツリーを作成する。
最初のセクションでは、
- 実際に運営しているNEXT・カワシマさんが考える問題点
- 学生目線で考えた「イチオシ☆ひたちなか」の課題点
- 自分達で作成した記事を用いた分析結果
を上手く掛け合わせ、現在の「イチオシ☆ひたちなか」の問題点をあぶり出しました。
【感覚的に】未来の「イチ推し👆ひたちなか」を想像して提案する!
★解決策:構成案の紹介
実際の運営を想定し、構成案は「PC版」と「スマホ版」を作成しました。
<サイト内に含める要素>
- トップページ:最新記事・過去記事・特集記事・アクセスランキング・サイト内検索機能・SNSの紹介欄・天気等の現地情報
- 記事内容:3段階の尊いボタン(いいねボタンの役割)・裏サイトを作る
- メニュータブ:キャラクター紹介・ライター紹介
記事を見た人が実際に足を運びたくなるようなサイトを目指して作成しました。
★解決策:記事内容の具体案
記事に求められる印象をまとめ、閲覧数向上のために最適な記事を作れるよう、具体的な数値や工夫点を提示しました。
<実際の提案内容>
- 絵文字の使用:親しみやすさ
- 文字数1000-1500文字:気軽さ
- 写真の枚数:10枚前後
- 段落分けする
- 文字の色分け
- 記事の最後に取材先のSNS・交通アクセスなどの情報を記載する
- オリジナルキャラクターを使用した特集記事:独自性
★解決策:サイトの運営方法
現状の運営状況と企業の「思い」を把握し、「ライター」の募集を提案しました。
「ライター制度」と、「イチ推し👆ひたちなか」での情報発信によって企業とライターそれぞれが得られる効果をまとめました。
★解決策:広報
- メインターゲットが20代女性
- 既存の「NEXT・カワシマ」「らぽーるカワシマ」アカウントと連携できる
という理由から、広報活動にInstagramを利用することを提案しました。
↑イメージ図を緻密に作成し視覚から強く印象づける作戦です……!
★解決策:まとめ
「まとめ」の部分では、今回提案した「イチ推し👆ひたちなか」が「NEXT・カワシマ」のみでなくひたちなか市にも効果をもたらすこと、どのような効果をもたらすのかをアピールしました!
<NEXT・カワシマにもたらす効果>
- 顧客ネットワーク強化
- 「人のインフラ」構築
<ひたちなか市にもたらす効果>
- 関係人口増加
- シビックプライドの更なる醸成
- 外からも内からも愛される都市になる
まとめ
成果発表会を終えて ~学生メンバーの生の声~
中郡
「とりあえずやってみよう」の先には、素敵な人間関係・かけがえのない経験を構築する機会が待っていました。今回の活動を通してメディアはどこまでも進化可能だと感じ、これからの「イチ推し👆ひたちなか」に期待を膨らませています。学生最後の年に地元と向き合い、オリエンテーションから成果発表会に至るまで非常に充実感のある3か月間を過ごせました。
根本
今回のインターンを通して、自分自身を成長させることが出来たと強く確信しています。出身や大学、専門も違う学生の皆と関わることで、新しい目線での物の見方や考え方も知ることができ、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
中村
参加する前は茨城県にも訪れたことがなかったけれど、市内見学、取材などによりひたちなか市の魅力を知ることができました。グループワークを通して、出身・大学・価値観の違う皆で一つのものを作り上げることの大変さとやりがいを感じました。
熊田
どういうWEBサイトであれば、見た人がひたちなか市に興味を持って実際に足を運んでくれるのか。このことを頭に置いて、ああでもないこうでもないと皆で考えているうちに、この町には人に伝えたくなるものが、海やネモフィラ以外にもたくさんあると感じ始めました。自分がずっと住んでいた町でこんな出会いがあるとは思ってもみなかったです。
内藤
このインターンプログラムに参加した動機は、故郷の社会構造や人間関係を改めて俯瞰し、将来帰郷した時に僕自身が地域でできることを考えることにありました。「地域メディア運営」についての知見・技能も深めることもできました。これらの学び・経験は、今後一生の財産になると確信しています。
小泉
基本的な知識もないまま飛び込んでしまったので、応用的な実践内容で自分が追いつけないのではないかという不安はありましたが、チームメンバーや「NEXT・カワシマ」さん、市役所の方々、ココロマチの方々を頼りにして、今出せる最大限を出して終わった感じがしています。「イチ推し👆ひたちなか」はこれからが本番なので、どんな形でも関われたら嬉しいです。
あとがき
地域メディアコースの学生6名は全員が異なる分野を学んでいて、初対面からのスタートでした。でも、同じゴールがあるだけでこんなにも一致団結できることに、発表会を終えた今、驚いています。
この3ヶ月間は光の速さで過ぎていきましたが、内容はとても濃いものでした。
ミーティングでは学生相手だからと言って曖昧な議論はなく、質問をすればしっかりと返してくれる「NEXT・カワシマ」さん・市役所職員さん・ココロマチ社員さん。全員が本気で向き合って、軌道が逸れたら誰かが戻す。これらのことがバランス良くできるチームでした。社会で働く方々と学生がこのような関わりを持つ場はありそうでない、尊い経験だと思います!
今回の活動で、少なくとも参加学生12名はひたちなか市との関わりが深まったと思います。
地域メディアコースでは、今後更に「イチ推し👆ひたちなか」を通して市の関係人口増加に貢献できるよう頑張っていきたいです。
これを読んでくださった学生の皆さんも、ぜひチャンスがあったら「とりあえずやって」みてください!