若者会議を知っていますか?現役メンバーが活動を徹底解説!

こんにちは!インターン生のなつめです。
私は福島県会津若松市出身、現在山梨県の大学に通う3年生です。
今日は私が所属するふくしま若者会議を例に
若者会議について徹底解説したいと思います!

若者会議を知っていますか?

みなさん、若者会議って聞いたことありますか?

「聞いたことあるけどどんなことしてるの?」
「若者会議って堅そうな名前の団体だな」
などいろんなイメージがあると思います。

若者会議ってどんなことしているの?どんな団体なの?
と気になるアレコレを徹底解説します!
今回はふくしま若者会議を例にご紹介します。

若者会議って何してるの?

若者会議は長野県小布施町で2012年に行われた
小布施若者会議が発祥と言われています。
現在では市町村や都道府県単位で「若者会議」と冠した団体が多く存在しています。
基本的な軸は「若者が地域の未来を考える」としているものが多く、
若者会議のほかにも「若者未来会議」「未来会議」と冠してる団体もあります。

そのため
「若者会議と聞いても何をしている団体なのかよく分からない」

と感じる方が多いのではないでしょうか?
そこで今回は、私が所属するふくしま若者会議のとある打ち合わせの1日を紹介します!

その前にふくしま若者会議についての概要説明!

ふくしま若者会議とは…
福島県出身学生の横のつながりをつくることで、ふるさと福島への想いや情報などを共有し、Fターン就職に役立てる場として、平成28年8月に福島県が立ち上げたものです。学生が実行委員となり、交流イベントの企画や運営などの活動をしています。—福島県HP
メンバーの対象は福島に関わりのある大学生
現在のメンバーには、

「県外出身で現在は福島の大学に通っている」
「生まれも育ちも東京だけど福島が好き」
「生まれも育ちも拠点も県外だけど福島にインターンで行った」

など様々な面から福島に関わりがある人が多くいます!
参加費は無料。打ち合わせとイベント参加の際に交通費が支払われます。
打ち合わせの回数は月に1回程度
都内の貸会議室に集まることが多いです。
必要に応じて学生だけで集まることも。
今年度は8月と2月に2回イベントを行いました!

若者会議の打ち合わせの様子

⌚19:00 都内某所集合、打ち合わせスタート
この日は、3か月後に行うイベントに向けて打ち合わせを行っています。
実行委員はみんな大学生なので平日の19時ころから始めることが多いです。
今日は福島県の担当の方2名と福島県から受託されている企業の方2名、そして学生4名の計6名です。
実行委員は全員で10名ほどいますが時間が合わず来られない方も…
その時は打ち合わせ後の議事録を必ず確認することをお願いしています!

⌚20:00 打ち合わせ終了
この日は1時間程度で打ち合わせが終了しました。
このあと30分くらいは雑談タイム。
議題に挙げるほどは固まっていないアイディアなどを提案してみたり、就活の悩みを相談したりいろいろなお話をしています。
学生間はもちろんですが担当してくれている県庁の職員さんや企業の社員さんと距離が近く
打ち合わせが終わればラフな雰囲気でお話しています。

⌚20:45 解散
雑談を終え部屋のお掃除をしたら解散です。
このあとに皆でご飯に行くことも!
福島について若者会議についてなど、同じ土地に関心があるからこそできるようなローカルトークもたくさんします!

このように、顔を合わせた打ち合わせは月に1回程度
他にも必要に応じて連絡を取り合います。

私たち実行委員の仕事は、若者の目線でイベントをよりよくすること

県庁の方や企業の方が作成した企画案にコメントしたり、
交流会を実行委員で企画したりするなどして横の繋がりを生み出せるイベントになるように話し合いを重ねています。

いや…若者会議、実際どうなの?気になるQ&A

ここまで、ふくしま若者会議がどんな活動を行っているかなんとなくイメージを掴むことはできたでしょうか?

「いやいや、そんなこと書いておいて実際どうなのよ?」
「地域と関われるの?」

とちょっと思いますよね。

そんな気になるポイントにもしっかり答えます!

Q.大人が企画したイベント案に意見するだけってどうなの?

A. 実行委員が主体的に行える活動の幅を広げていっている途中です!

行政とともに企画するイベントなので、すべて私たちが考えるというのはかなり難しいものがありました。
しかし、主体的に活動したいというメンバーの思いをくみ取ってくれ、今年は実行委員自主企画を敢行するまでに至りました。
私たちはまだまだ発展途上の若者会議なので、主体的な参加方法や地域との関わり方もまだまだ未知数です。やる気がある方やイベントを企画実行運営できる方の参加を歓迎しています!

Q.実際地域に関われるの?

A.地域に直接赴くことは少ないです。

ふくしま若者会議は「首都圏にいる若者」をメインターゲットに活動を行っています。
そのため、まず「故郷を思い出して懐かしむような気持ちを醸成するところ」を目的としています。
ですから、地域そのものに直接関わるタイミングは少ないです。
他の若者会議には地域をフィールドとしているところや、地域の未来を考えることを目的としているところもあります。
「地域への関わり方」はそれぞれの若者会議の個性です!

Q.勉強や部活、サークル活動との両立はキツい?

A.キツくないです!!

ふくしま若者会議の打ち合わせはだいたい月に1回程度。
もしその日に来られなくても必ず議事録を共有するようにしています。
毎回の活動に必ず参加しないといけないなどと強制されることはありません!
毎日部活などの活動がある、休みの日も活動がある、など、イベント当日の参加もできない場合の両立は大変かもしれませんが、
若者会議に入ることで大学での学生生活を大きく阻害するようなことはないと感じます。
私は山梨に住んでいるため東京まで片道2時間から3時間を電車で通っていますが、山梨での大学生活も楽しんでいます!

Q.どういうモチベーションで参加しているの?

A. 私が若者会議にはいった理由は「福島出身の友達が欲しいから」

福島県は面積が大きい都道府県ランキング第3位。
18年間も住んでいたのにほとんどの市町村を全く知りませんでした。
「私の出身県はきっとすごく素敵な場所なのに何も知らないなんて悲しい!」という気持ちと、「観光名所を知るんじゃなくて人と出会いたい!」という気持ちが「福島県出身の友達が欲しい」という気持ちに繋がっています。
そんな私の今年の目標は「若者会議を通じて出会った友達に、その友達の地元を案内してもらう」ことです!

若者会議っておもしろい!

今回は私が所属しているふくしま若者会議について詳しくたっぷり書かせてもらいました!
少しはどんな活動をしている団体か想像することができたでしょうか?

私が紹介したのは
あくまでもふくしま若者会議についてです。

「若者会議」と冠する団体は日本全国にたくさん存在しており、
どのように地域に関わっているか、貢献しているかは、
それぞれの若者会議によって大きく異なります

ゆかりのある土地に若者会議があった際には、ぜひどのように関わっているのか調べてみてください。
この記事を通して少しでも若者会議に興味を持ってくだされば幸いです!

全国若者会議マップ

若者会議マップを作ってみました!

実際に調べてみると
学生だけ参加できるもの、30代まで参加できるものなど
さまざまな若者会議が存在していました。

色がついている都道府県には現在活動している若者会議が存在しています。
ゆかりのある地域に若者会議が存在しているかどうかの参考にしてみてください!

<北海道・東北地方>
北海道ワカモノ会議
いわて若者会議
横手若者会議
せんだい未来会議
ふくしま若者会議

<関東地方>
わい2若者会議(茨城県)
前橋の地域若者会議
さいたま市若者会議
大多喜若者会議
多摩市若者会議

<中部地方>
つばめ若者会議
野々市わかもの会議ふくい若者ミライ会議
小布施若者会議6th
岐阜わかもの会議
静岡市わかもの会議
名古屋わかもの会議

<近畿地方>
2025年万博若者会議(大阪)
未来の担い手・若者会議U35(京都)
子ども・若者会議/彦根市
伊賀市若者会議

<中国地方>
鳥取市若者会議
笠岡市若者会議
広島スタートアップ若者会議2020
若者会議(宇部市)

<四国地方>
四国若者会議

<九州地方>
くまもと若者会議
大分若者地獄会議
かごしま未来会議