地方と都会に暮らしたい!新卒で「2拠点生活」にチャレンジするには

こんにちは!ココロマチの及川です。
「まちづくりに興味がある」「地域に関する仕事ができたらいいな」
そんな思いを抱えている学生のみなさんなら、一度は地方移住に憧れを持ったことがあるでしょう。
しかし、「都内就職は経験を積めそうだけど、地方に関わって生活するのは難しそう…」「でも新卒で地方就職は不安…」「都会と地方の両方に住めたらいいのに!」こんな悩みがある方も多いのでは?

私自身も福島県出身で、大学進学と同時に上京し、就職活動の時には同じような悩みを抱えていた一人です。
私たちが夢見る「都会とは別の場所にも関わる暮らし」を実現する方法について、一緒に考えてみましょう!

「2拠点生活」で地方に関わる

みなさんは「2拠点生活」というワードを耳にしたことがありますか?文字通り、2か所に生活の拠点を持つ暮らし方のことです。まちづくりや地方活性化に興味のある学生だったら、書籍やインターネットの記事で知っている人もいるかもしれませんね!地方に定住しなくても都会と往復しながら地方と関わりを持つことが可能な方法です。

そこで今回は、新卒でもできる「2拠点居住」について
・2つめの拠点をどこにするか
・何を仕事にするか
をポイントに考えていきましょう!

2つめの拠点をどこにするか

「新卒で都内勤務になった!」そんな時には、暮らす拠点として地方を選ぶのがおすすめ。
都内だと高い家賃や生活費も、地方だとだいぶ抑えられます。地方と都会の両方に住居を設けて週末に往復!という手もありますが、2か所分の家賃を払うのは新卒社会人だとさすがに厳しいですよね…。
では実際どこだったら、毎日都内に通勤可能なのか気になるところ。ということで、調べてみました!

日本で一番企業の本社数が多いのは、東京都港区。その港区の交通要所「品川」駅に勤務先があるとしたら、そこに毎日通える理想の地域はどこか?もし私が住むならここがいい!という地域を以下の条件で、探してみました。

私が都会に通勤するなら…

・9時始業の会社だとして、家を出発してから2時間以内に到着したい
・品川駅まで乗り換え2回以内の駅がある
・移動中座れる可能性が高いルートがいい
・品川からの終電が23時前後まである
・片道¥1000前後のルート
・自然が豊かで、空気がきれいなところ
・高層の建物がほとんどなくて空が広いところ
・田畑が広がっている
こんなところに住みたいなあ…。

こんなところに住みたいなあ…。

これらの条件をもとに調べた結果、3か所発見!

神奈川県三浦市
https://goo.gl/maps/1dePcptw3wk
アクセス:京浜京急急行電鉄「三崎口」駅より、乗り換えなしで「品川」駅まで約1時間(片道¥930)
ポイント:三浦半島の先端に位置し、田畑に加えて海の資源にも恵まれています。乗り換えなしで品川まで通えるのがうれしい!
埼玉県比企郡滑川(なめがわ)町
https://goo.gl/maps/vHAsHGJDga92
アクセス:東武鉄道東上本線「森林公園」駅より「品川」駅まで約1時間30分。途中「池袋」駅でJR山手線に乗り換え(片道¥980)
ポイント:丘陵が多く、北部には手つかずの自然が残っています。週末にはハイキングを楽しめそう。
千葉県八街(やちまた)市
https://goo.gl/maps/FN9Moz5tfAw
アクセス:JR総武本線「榎戸」駅より「品川」駅まで約1時間30分。途中「千葉」駅でJR総武線快速に乗り換え(片道¥1140)
ポイント:山や海はありませんが、田畑の広がるのどかな土地です。農業にチャレンジしてみるのもよいかも。

条件を変えると、選択肢もいろいろ!

今回、交通費は片道¥1000前後の設定ですが、この上限次第では通勤可能エリアが大きく変わります。
例えば福島県出身の私。もし新幹線通勤がOKだとすると、通勤時間は2時間かかりますが、福島から品川まで毎日通うことも不可能ではない!
移住や交流などをテーマにしたWEBマガジン「ココロココ」には、実際に静岡県三島市から都内に毎日新幹線通勤している方へのインタビュー記事もあります(https://cocolococo.jp/16867)。

通勤費を負担してくれる企業は多いので、その金額上限は要チェック。また、移動時間や乗り換え回数によっても通勤可能なエリアが変わるので、いろいろ試しながら検索したいですね。
また、住むエリアが決まったら今度は物件探し。地方の空き家情報をまとめている「空き家バンク」系のサイトで探してみるとおもしろいです。もちろん、現地に実際に足を運んでみるのを忘れずに!

何を仕事にするか

地方に住んで都会に通勤するのもいいですが、働く場も地方と都会の2拠点を選べるとうれしいな、なんて思ったりします。
毎日都内のオフィスではなく、たまに田舎ののどかなスペースで仕事をするとリフレッシュにもなるはず。
そこで実際に2拠点生活を送っている人の記事やブログをいくつか見たところ、その人たちの仕事の共通点として、

・フェイスtoフェイスのサービスではない
・個人作業で進められる
・持ち運びができる仕事

などの条件を満たしている仕事の場合が多いようです。
例えば、

☆ライター…メディアによっては、スキルを磨くためのイベントや講座を開催していたり、学生ライターを募集していたりする媒体も。

☆エンジニア…IT社会の中で注目されているのがこちらの仕事。コンピューターシステムの開発という専門性の高い仕事ですが、需要が高いこともあり、新卒でも多く採用している職種です。

これらはあくまでも例で、必ずしも手に職をつけなければいけないわけではありません。
IT系ベンチャー企業だと、リモートワークや在宅勤務など新しい働き方に積極的な会社が多くあります。例えば、「株式会社ソニックガーデン」「サイボウズ株式会社」「シックス・アパート株式会社」など。正社員として就職する選択肢以外にも、クラウドソーシングを通して在宅で仕事に取り組んでみるのも一つの手です。

時間と場所にとらわれない働き方を挙げましたが、それには
・時間や仕事内容など、自己管理がしっかりできる
・最低限オフィスでの研修や経験を積んでいる
ことが前提となります。
「新卒でもできる」といえど、入社初日から在宅勤務ができるというわけではありません…!ベースとなる能力を組織の一員としてしっかり身につけたうえで実践していくことになります。その点は予め了承しておいてくださいね。

新しい働き方に取り組んでいる企業を探そう!

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ココロマチでも実践中!

弊社ココロマチは東京都港区にありますが、その本社から離れた千葉県南房総市に「サテライトオフィス」を借りています。南房総市が総務省の「お試しサテライトオフィス」モデル事業の地として採択されたため、そのPRをココロマチが担うという南房総市とのお仕事でのご縁もあり、実際にサテライトオフィスを活用しています。

ココロマチのサテライトオフィスがある「シラハマ校舎」

ココロマチのサテライトオフィスがある「シラハマ校舎」

弊社Webメディア「ココロココ」の編集長 奈良織恵は、実際に「2拠点生活」を送っており、普段は新橋のオフィス、時々南房総のサテライトオフィスに足を運んでいます。今回はそんな奈良にインタビューしてみました!

ココロマチ 奈良

ココロマチ 奈良

――都会(東京)と地方(南房総)の2拠点生活を実際にする中で、感じたメリット/デメリットがあれば教えてください。

奈良さん:私が都会生まれ都会育ちなのもあるかもしれませんが、東京はおもしろい街。やはり日本の場合、ここにモノ、コト、人が集まるので拠点の一つにしておきたいなという思いがあります。対して南房総は、東京より自然との距離が近いというよさがあるかな。完全に移住するより2拠点の方が、東京の便利さと田舎の自然の両方をいいとこ取りできると思っています。また、環境が変わると仕事により集中できますね。
デメリットとしては、単純に移動が疲れることです。移動時間の使い方も難しくて、例えば新幹線だったら仕事ができるけど高速バスだと酔ってしまうからできない。移動時間の長さ、交通費のかかり方のバランスが難しいかな。もし車の運転が好きだったら、移動しながらもそれ自体がリフレッシュになるけれど、私の場合運転すること自体が仕事になって疲れちゃうので…(笑)。

――どういう人が「2拠点居住」に向いていると思いますか?
奈良さん:前提として自己管理ができる人。ココロマチよりリモートワークを進めている会社から聞いたのは、「会社として心配なのは、社員がさぼることより、働きすぎること」。働きすぎないっていうところも含めて自分をコントロールできるのは大切だと思います。
個人的には、環境を変えていつもと同じ仕事を集中してやって満足して帰る、ってそれだけだともったいないかなと思っていて。せっかくだから地元の人と関わってみたりとか、農業体験してみたりとか、場合によっては金曜日に仕事して土日はプライベートで遊んで帰るとか、その地域の人との交流を楽しめる人の方が向いていると思います。

――会社としてこれから応援していきたい働き方はありますか?
奈良さん:サテライトオフィス以外にも、場所を選ばない働き方は今後も応援していきたいです。社長の吉山とも話してますが、うちの社員は地方出身者多いので、東京で何年か働いていろんなことを学んで、地元に帰りますって人が出てきた時に、会社との関係性がゼロになるんじゃなくて何らかの形でつながったままの関係でいられたら理想だなと思います。

ありがとうございました!
地方や地域と関わりのある暮らしに興味のある方には、参考になったのではないかと思います。

新卒でも夢じゃない、「2拠点生活」

さてここまで「2拠点生活」について考えてみましたが、こういった暮らしをすることで、地域との関わり方がどのようになるのか整理してみました。

・さまざまな人・モノ・コトが常に行き交う都会で経験を積みながらも、地方にも拠点を構えて暮らせる。刺激にもリフレッシュにもなる。
・やはり都会でなければ出会えない人、できない経験がやはりある。都会で働く中での人との出会いが、もう一つの拠点である地域での活動につながる!
・1か所に定住するのではなく、拠点を複数持つことで、それぞれに根差した暮らしを送りながらも、両方の地域を客観視できるようになる。「その地域の中の人間」としても、「その地域の外の人間」としても地域に関われる。

田舎と都会

都会と地方、両方のよさを感じながら生活したい人におすすめの「2拠点生活」。お金やスキルの問題も、実際にかかりそうなコストや準備期間をシミュレーションしてみると、意外とできそうだなと思いました。
地方にも都会にも暮らしたいみなさん、地域と関わって暮らしたいみなさんにとって、「2拠点生活が」新しい選択肢になるきっかけになればいいなと思います。

「地域にかかわる」を考えるインターンシップ

都市と地方をつなぐ架け橋を目指して、地域プロモーション事業を展開する株式会社ココロマチのインターンシップ。テーマは、地域にかかわってはたらく「ローカルキャリア」。チームでのWEBサイトの運営とリアルな場づくりを通して、「地域とかかわる仕事」を学びます。