学生と地域が協力し、ひたちなか市の魅力発信や課題解決に取り組む実践型インターンシップ【ひたちなかBRIDGEプロジェクト】。
2025年度生は、【地域×商品開発コース】と【地域×アップサイクルコース】の2つのチームに分かれ、企画立案から実施までを行いました。
私たち【地域×商品開発コース】では、約半年間にわたって試行錯誤を繰り返しながら、ひたちなか市の魅力を詰め込んだ新商品のお菓子を、地元企業であるお菓子のきくち(以下、きくち)と開発しました。
本記事では、【地域×商品開発コース】インターンプログラムの内容と、メンバー6人の成長の様子をお届けします。
目次
概要
私たち【商品開発コース】は、地域のお菓子屋さんであるきくちと協力し、商品開発を目指して活動をしてきました。きくちはひたちなか市に本店を置く老舗のお菓子屋さんで、「ほっしぃ~も」など、ひたちなか市を代表するお菓子を製造・販売しています。
あえて駅やサービスエリアで買えない、店舗限定の商品を開発することで、市民の方に、ひたちなか市を一層好きになってもらいたい。そんな思いで、お店でしか買えないお菓子を開発すべく、奔走しました。
その結果、2026年1月24日に、きくちと共同開発した新商品、「和ラモード」の発売が決定しました! 地域の方にインタビューしたり、試食会を開催して食べた感想を聞いたりと、市民の方々に喜んでいただけるように工夫を重ねてきました。
メンバー紹介
【地域×商品開発コース】のメンバーは、全員お菓子が大好きです! メンバー同士仲が良く、ミーティング後にそのまま残って、おしゃべりタイムになることも。大変なこともたくさんありましたが、個性豊かなメンバー同士で助け合って支え合って、楽しく活動できました!

〈けいな〉
東京都出身で、ディズニーが大好きな大学3年生。誰よりも優しくて細かいことによく気づける性格なので、とっても頼りになりました。チーム内での日程調整や、フォローアップなどをしました。他にも、2回のリール投稿をまりこと一緒に作成しました。
〈めい〉
ひたちなか市出身で東京都在住、小さい頃からきくちのお菓子が好きな大学3年生。文章を書くことが得意で、合宿の成果を報告するレポート、Instagram投稿のキャプション、チーム外の方々とやりとりするメッセージ、本レポートの執筆などを担当しました。
〈ともや〉
ひたちなか市出身で千葉県在住、猫が大好きな大学2年生。地域の方々とコミュニケーションを取る場面では、持ち前の笑顔で優しく話しかけていました。他にも、デザインに対して良い意味でこだわりが強く、広報用の画像や発表用のスライドも作成しました。
〈はるか〉
ひたちなか市出身で滋賀県在住、お菓子作りが趣味の大学1年生。デザインのセンスや写真の加工技術がピカイチで、たくさんのInstagramの綺麗な画像やチラシのデザインなどを作りました。仕事が早くて、他のメンバーのフォローに回ってくれたことも。
〈まりこ〉
徳島県出身で茨城県在住、勉強もバイトも一生懸命な、大学1年生。チームで唯一の茨城県在住のメンバーなので、現地で人手が必要なときに、本当にたくさん活躍してくれました。他にも、2回のリール投稿をけいなと一緒に作成しました。
〈こうき〉
茨城県出身で神奈川県在住、きくちの商品である「ACTIVE YOHKAN」が大好きな、大学1年生。ラグビー部の活動が忙しい中で、ひたちなか市に何度も足を運び、プレゼンテーションやイベントで大活躍しました。
顔合わせ
8月8日。ひたちなか市にてキックオフが行われたこの日から、私たちのBRIDGEプロジェクトが始まりました。
まずは、ひたちなかBRIDGEプロジェクトが何なのか、きくちとはどんな企業なのか、そしてこのプロジェクトを通じてどんな自分になりたいのか、考えを深めました。
全員集まることは叶わなかったのですが、顔合わせから合宿の間にも何度かミーティングを行うなど、良いスタートダッシュを切れたと思っています!
合宿1日目
8月27日。全員の顔合わせが初となる合宿初日です。
当日の朝、地域×商品開発コースのメンバー6人が、ひたちなか市役所に集まりました。

ひたちなか市に関して大谷市長よりお話をいただき、きくちの課題も再確認しました。きくちの店舗により多くのお客様を呼ぶことを目指して、商品開発を行っていくことを決めました。そして、パッケージデザインにかかる時間を加味すると、すぐに発売するためには、生菓子などの包装のデザインが必要ない商品が良いと考えたので、そのような商品の開発を行うことにしました。
そして、午後から早速フィールドワークを行いました。本店と長堀店に行ったのですが、店舗ごとに内装や陳列の個性が光っていてびっくり! きくちのこだわりを強く感じた機会となりました。
どの店舗でも、「ほっしぃ~も」はやはり大人気。とっても美味しいので納得なのですが、きくちにはそれ以外にも美味しいお菓子がたくさんあるので、それらの魅力が知られていないのはもったいないとも感じました。商品開発だけでなく既存のお菓子の魅力も発信したいな、と決意したフィールドワークでした。

その日の夜。「イバフォルニア・ベース」で夕食をいただいた後は、早速合宿2日目の市民の方を対象としたインタビュー調査に向けての準備に取り掛かりました。
みんなで聞きたい質問事項を考え、ロールプレイを行って練習しました。質問を考えるのも、練習するのも、夜遅くまで続きました。みんなで眠い目をこすりながら、「この質問から得られた回答はデータとして使えるのかな?」「どうしたら欲しい内容をスムーズに聞けるかな?」と話し合ったことが懐かしいです。
合宿2日目
8月28日、合宿2日目は、とにかく盛りだくさん! 充実した一日を過ごしました。
午前中は、株式会社NEXT・カワシマさんより、地域とつながるための取り組みについてのお話を伺いました。NEXT・カワシマさんは、ひたちなか市でLPガス供給事業を軸に、家にまつわる事業を行っている創業67年目の会社です。実は合宿後にもこちらの企業にはたくさんお世話になったので、読者の皆さまはぜひ名前を覚えておいてくださいね!
そして午後。
いよいよ地域の方に向けたインタビュー調査の本番です。話し合ったり練習したりしたことをもとに、炎天下で3時間もの調査を実施しました。

市内の公共施設や駅、スーパーマーケットなど、手分けしてインタビューを行った結果、なんと100人以上の市民の方々からコメントをいただくことができました!
インタビュー結果はGoogleフォームを用いて集計するなど、後でまとめやすいように工夫しました。大変な調査を共に乗り越えたことで、チームの仲も深まったと思います。
インタビューでは、以下の項目を意識して聞き取りをしました。
- 回答者の属性(年代、性別)
- 街のお菓子屋さんに求めるもの
- きくちを知っているか、きくちに対してどんなイメージを持っているのか
- きくちへの来店経験、来店頻度
- きくちに来る目的や、購入する商品
- なぜ、なんのためにきくちで買うのか
- きくち以外でお菓子を買う場所と、その理由
ひたちなか市に本店があるにもかかわらず、きくちにほとんど行かないという市民の方が半数近くいらっしゃって、衝撃を受けた場面もありました。一方で、「地元のお店だから。」「老舗の美味しいお菓子屋さんのイメージがあるから。」と、きくちでお菓子を購入するという方も多かったです。地域の方々にとっても、きくちは知る人ぞ知る名店だったようです。

さらに、インタビュー中に地域の方から飲み物の差し入れをいただくなど、ひたちなか市の温かさに触れた機会でもありました。ご協力いただいた地域の皆さま、本当にありがとうございました!
激動の一日を終えて、夜。
その日も夜遅くまで、インタビュー結果の集計や、合宿を通じて感じたこと、それらを踏まえた商品案出しを行い、3日目の中間報告で早速新商品案を出せるように話し合いました。発表資料作成も含め、やることが本当に多かった中で、メンバー全員が力を合わせて準備を行いました。
準備の合間に脱線して、おしゃべりに花が咲いてしまったことも。大変ではありましたが、とても楽しい合宿の夜でした。
合宿3日目
8月29日。怒涛の合宿も、いよいよ最終日です。
その日は、中間発表として、地域の方へのインタビュー結果や新商品案をきくちの方々や合宿に携わってくださった皆さまに向けてプレゼンテーションを行いました。
こちらは、実際に中間発表で使用したスライドの一部です。

このスライドは、地域の方へのインタビューから分かった結果をまとめたものです。このスライドでは全体的な傾向をお話しましたが、他にも調査で得られた個別の生の声を届けられるよう、意識してお話しました。

そしてこちらは、「ようかんアラモード」のアイデアについてまとめたスライドです。
合宿では様々な新商品のアイデアが出たのですが、そのうちの一つとして、「卵アレルギーの子でも食べられる華やかなお菓子として、ようかんをプリンアラモード風にした新商品はどうか」という意見が上がりました。
このアイデアは、合宿2日目のインタビューで伺った、「卵アレルギーなど、子どものアレルギーに対応できるお菓子が街のお菓子屋さんで買えたら嬉しい」という地域の方の声がもとになっています。
プリン・ア・ラ・モードのような華やかで可愛いスイーツは、子どもたちの憧れです。しかし、卵アレルギーの子どもはプリンを食べられないので、そのようなお菓子を楽しむことができません。そこで、和菓子も洋菓子も得意とするきくちが、和の要素を取り入れたプリン・ア・ラ・モードのようなお菓子を作れば、安心して食べられるスイーツとして人気が出るのではないかと考えました。
また、きくちの関係者の方から伺った、新しいようかん工場ができてようかんの生産力が高まったというエピソードも、アイデアのもとになっています。ただし、ようかん専門工場は正確にはようかんシート専門工場だったようで、ようかんアラモードの生産には使えなそうだということが、発表の後に分かりました。
発表後はいろいろな観点からフィードバックをいただきました。

フィードバックとして、「それぞれの商品が、だれに対してのニーズがあるかを記載すると良いだろう」、「スライドがシンプルすぎるからもっとこだわっても良いのではないか」などのご意見をいただきました。夜中、ぎりぎりまで内容を話し合っていたので、そこまで気が回らなかった……というのがメンバーの正直な感想でしたが、そうは言っていられません。というのも、次なるプレゼンテーションの機会が、もう目前に迫っていたからです。
中間発表の後、きくちの方から、9月頭にきくち上層部に向けて新商品案のプレゼンテーションを行わないか、とご提案をいただいたのです!
合宿を走り抜けて息切れしかけていた私たちでしたが、やらないという選択肢はもはやありません。
さらに合宿後、きくちの新商品の試食会や、きくちの魅力を広めるためのイベントを開催できないかNEXT・カワシマさんに相談させていただいたところ、11月の大感謝祭に出展してはどうかというお返事をいただきました!
こうして、コースの活動が一層加速する秋に向けて、合宿は幕を閉じたのでした。
きくち上層部に向けたプレゼンテーション
合宿からわずか11日。私たちは9月9日に、きくち上層部に向けて、新商品案をご提案するためのプレゼンテーションを行いました。
対面とオンラインの併用でしたが、メンバー全員が上層部の方の前でお話する経験をしました。
合宿で行った街頭アンケートの結果と、合宿からさらに4つ増やした8つの新商品のアイデアについて、約30分間、たっぷりお話させていただきました。

初めて社長さんや常務さんに会うことになっていたため、とても緊張しました。しかし同時に、合宿のものからさらにパワーアップさせたプレゼンテーションにしたという確かな自信があったので、堂々と発表することができたと感じています。
提案したアイデアの数は、合宿から4つ増やした、計8つ。
- きくちマカロン
合宿2日目のインタビューでいただいた、「小さくて可愛い、マカロンのようなお菓子があったらどうか。」という声を反映させたマカロン。 - さつまいもカヌレ
市の特産品であるさつまいもを使った、高級感あふれるカヌレ。 - ようかんアラモード
アレルギーの子でも食べられるように、プリンではなく卵を使用しないようかんをメインとしたデザート。 - ようかんサンマルク
フランスのお菓子であるサンマルクをアレンジし、生地、ようかん、クリーム、ブリュレを層にして重ねたスイーツ。 - アメリカン・クッキー
海外でよく売られているような、市民が日常で食べられる大きなソフトクッキー。 - シュー生地を使ったさつまいもモンブラン
きくちの大人気商品ぽてらを使った、自分へのご褒美になるようなモンブラン。 - 切れ端パウンドケーキ
きくちで作られているお菓子の切れ端を使った、食品ロス防止につながるパウンドケーキ。 - カステラ切り落としティラミス
こちらも食品ロスにつながる、カステラやケーキの端っこを使ったティラミス。
どのアイデアも、たくさん話し合って磨き上げた力作です。果たして、プレゼンテーションの結果は……?

新商品案にブラッシュアップを重ねた甲斐あって、提案した8つのうち、「ようかんアラモード」と「アメリカンクッキー」を、試作していただけることになりました!
こちらが、試作していただけることになった2つのお菓子の具体的なアイデアと、それに対するフィードバックです。
〈ようかんアラモードのアイデア〉

〈ようかんアラモードに対するきくちからのフィードバック〉
- 卵アレルギーを持つお子さんにも喜んでいただけるという発想が大変素晴らしい。
- 和菓子職人の腕の見せ所でもある。
- 羊羹はもちろんのこと、秋には栗、冬には苺などを添えることで季節感を演出しやすい点も魅力。
〈アメリカンクッキーのアイデア〉

〈アメリカンクッキーに対するきくちからのフィードバック〉
- 現在、干し芋を使ったソフトクッキーの試作を考えていたところで、このアイデアが非常にタイムリーだったため。
- グルテンフリーのクッキー開発に挑戦したい。
さらに、プレゼンテーションの後、社長さんから直々に、きくちが目指しているビジョンや、今までの商品開発で議論した内容について教えていただきました。プレゼンテーションを通じたアウトプットだけでなく、貴重なインプットの場にもなった1日でした!

9月頭はまだ暑く、プレゼンテーション後にいただいたアイスキャンデーの味は格別でした。きくちの茨城メロン100%アイスキャンデーは、旬のメロンを贅沢に使ったアイスキャンデーです。来年の夏も絶対に食べたい、きくちのおすすめスイーツです!
NEXT・カワシマ大感謝祭に向けて
私たちの新商品案を試作していただけることになった興奮も束の間、今度は11月3日に開催された、NEXT・カワシマ大感謝祭での試食会に向けた準備が始まりました。
NEXT・カワシマ大感謝祭は、同企業の会員様に向けた年に一度の特別イベントで、1000人程度が来場するようです。私たちは大感謝祭にブースを出展し、きくちのお菓子が当たる抽選会と、新商品の試食会を行うことになりました。
イベントに参加する目的は、きくちについてもっと多くの人に、もっと詳しく知ってもらうこと。
イベントに向けて時間が少ない中、チラシ、ポスター、当日持つためのフリップ、くじ引きの箱など、たくさんのものを手作りしました!

どうすれば多くの方に試食会を楽しんでもらえるのか考え、最大限の準備をしました。
限られた広さのブースをどのように使って抽選会と試食会を行うか夜中まで議論したり、イベントに向かう電車の中でくじの紙を一枚一枚折ったり、イベントに向けて全力を尽くしました。
イベント前夜にもミーティングを行い、ぎりぎりまでこだわる気持ちを忘れずに、当日を迎えました。スケジュールがカツカツだった中で、最大限の準備ができたと思っています!
NEXT・カワシマ大感謝祭当日
そうして迎えた、大感謝祭当日。空はよく晴れて、まさにイベント日和でした。
当日は、それぞれが得意なことを活かしてイベントでの役割を分担しました。
周りをよく見て気を配るのが得意なけいなは全体のサポート、人目を惹きつけるのが得意なこうきはお客様の呼び込みやビラの配布、説明上手で人当たりの良いともやはブースの案内や説明、準備万端でてきぱき立ち回れるまりこは試食会のオペレーションを、それぞれ担当しました。


一生懸命準備した甲斐があり、感謝祭開始の朝10:00から16:00ごろにブースを閉じるまで、抽選会には絶えず列が続いていて大盛況でした!
新商品の試食会も多くの方々にご協力いただきました。
ようかんアラモードを召し上がったある方には、卵アレルギーのお子さんがいらっしゃいました。卵アレルギーのために食べられるお菓子が限られてしまうお子さんですが、ようかんアラモードは美味しく召し上がっていただけました!アレルギーがある方も、そうでない方も、みんなで食べられるのがようかんアラモードの特長です。

お客様の中には、試食後に再度ブースにいらっしゃって、メンバーに応援の言葉をかけてくださった方もいました! 優しい方々に囲まれて、充実した1日を送ることができました。
そして、大感謝祭での試食会を踏まえて、「ようかんアラモード」の商品化が決定しました!
大感謝祭から約1ヶ月後の実践報告会までに商品名を決定するため、大感謝祭後にも多くの議論を重ねました。
茨城LEAP DAY2025
実践報告会を目前に控えた12月7日、はるかとまりこの2人が、ひたちなかBRIDGEプロジェクトでいつもお世話になっている茨城Frogsのイベント、「茨城LEAP DAY2025」に参加してきました!
ひたちなかBRIDGEプロジェクトや、私たちチームの取り組みについて、ご来場の方々にチラシをお配りしてご紹介しました。
当日までに「ようかんアラモード」の商品化が決まっていたので、実際に試作品の画像をお客様にお見せしたり、試食会で食べた感想をお伝えしたりすることで、より具体的に宣伝することができました。水戸市で開催されたイベントでしたが、Instagram投稿などから私たちの活動をご存じの方も多く、嬉しかったです。

また、イベントには過去のひたちなかBRIDGEプロジェクトに参加していた先輩方もいらっしゃっていて、エールをいただくこともできました。実践報告会直前の忙しい時期でしたが、私たちの取り組みをより多くの方々とシェアできた、素敵な機会でした!
実践報告会
12月12日に、ひたちなかBRIDGEプロジェクトの活動の節目となる、実践報告会が行われました。

報告会では、きくちや、合宿と大感謝祭でお世話になったNEXT・カワシマ、地域×アップサイクルコースの受け入れ先であるBio QUONの企業の方々や、大谷市長、市役所の皆さまに向けて、地域×商品開発コースが8月から12月までの5ヶ月間で実践した内容について、プレゼンテーションを行いました。
プレゼンテーションに向けてたくさんの打ち合わせを行い、私たちの活動や得られた学びについて、分かりやすく話せるよう心がけました。たくさんの方々に支えていただいた温かさを実感しながら、メンバー全員で楽しく話すことができました!
自分たちの活動を振り返りながら、新商品の発案から発売日の発表まで順に話していったことで、私たちが考えた商品が本当に店舗で販売されるのだということを実感しました。

また、プレゼンテーション後には、完成した新商品「和ラモード」の試食会を行いました。プレゼンテーション後の自分へのご褒美として、和ラモードの濃厚で優しい甘さが染みわたりました!
新商品名が「和ラモード」になった理由として、
- 語呂が良く、覚えやすいこと。
- 餡や葛餅を使った、和テイストのスイーツであることが分かりやすいこと。
- 適度に抽象的な名称なので、今後開発するかもしれない様々な味やトッピングにも対応しやすいこと。
などがあります。
ようかんアラモード改め「和ラモード」、ぜひ覚えてくださいね!
地域×アップサイクルコースのみんなを始め、多くの方々から「おいしい」とご感想をいただきました。和ラモードを早くきくちのお客さまに召し上がってほしい! と感じた試食会でした。
新商品「和ラモード」発売
最終報告会後、私たちは2026年1月24日(土)の和ラモード発売に向けて、本格的に動き出しました。
和ラモード発売に向けて私たちが作成したのは、①ビラ、②パンフレット、③ポップ、④カウントダウンリールの4つ。
①ビラ作成
発売日当日に、勝田駅ときくち本店の2箇所で、お客様を呼び込むためにビラを配布することにしました。そこで、お客様が思わずお店に立ち寄りたくなるようなデザインのビラを作成しました。

②パンフレット作成
和ラモードを購入するお客様に向けて、詳しい情報を書いたパンフレットを作成しました。


和ラモードの魅力や、私たちのストーリーについてたっぷりお伝えできるよう、内容を工夫しました。写真やイラストを多く使い、発売日以後、私たちがいなくても、チームの思いが伝わるように作りました!
③ポップ作成
お店に並ぶ和ラモードの横にポップを掲示することで、新商品をより目立たせるために作成しました。


中身が一目で分かるイラストや、私たちの活動について写真入りで紹介するポップを作ることで、視覚的に分かりやすく伝えることを意識しました。
④カウントダウンリール作成
発売日3日前からInstagramに投稿するための、カウントダウンリールを作成しました。リールにはクイズを付け加え、より多くの方に興味を持っていただけるよう、工夫しました。

リールで出題したクイズを3問、読者の皆さまに考えていただきたいと思います。ここまで記事を読んできた皆さまなら、きっと全問正解できるはず……!
準備はいいですか?
第1問。
この記事に登場している、「地域×商品開発コース」のメンバーは、一体誰でしょう?
A. 「お菓子のきくち」アルバイト
B. 「お菓子のきくち」インターン生

正解はもちろん、【B. 「お菓子のきくち」インターン生】。
私たちは地域と協力し、ひたちなか市の魅力発信や課題解決に取り組む実践型インターンシップである、ひたちなかBRIDGEプロジェクトの参加メンバーです。インターン生として、きくちを含む地元の様々な企業と関わりながら、プロジェクトを進めてきたのでした。
では、第2問。
和ラモードが発売される場所は、一体どこでしょう?
A. ひたちなか市内の「お菓子のきくち」店舗
B. 勝田駅

正解は、【A. ひたちなか市内の「お菓子のきくち」店舗】。
和ラモードを開発した目的の一つは、きくちの店舗集客を増やすことでした。和ラモードを買いにたくさんの地域の方にお店に来ていただきたいです。読者の皆さま、読み終わったらぜひ店舗に行ってくださいね!
ラストいきましょう、第3問。
和ラモードに入っているプリンには、どんな特徴があるでしょう?
A. カラメル入り
B. 卵アレルギーフリー

正解は、【B. 卵アレルギーフリー】。
和ラモードは、卵アレルギーでも安心して食べられる、華やかで美味しいプリンとしてお楽しみいただけます。
卵アレルギーを持つお友達がいたら、ぜひ和ラモードを紹介してあげてくださいね!
どうでしたか? 全問正解できましたか?
ビラ、パンフレット、ポップ、リール動画作成の甲斐あって、楽しく賑やかな発売日当日を迎えることができました!
なお、和ラモードいちごミルク味の季節のフルーツは、発売日の1/24時点ではいちごとなっています。いちごソースも追加されて、いちご好きにはたまらない味となっています。
こちらが、実際に店舗に並んだ2種類の和ラモード。

赤色が華やかで、ひと足先に春らしい見た目となりましたね!
飾りの色もそれぞれ違っていて、職人さんが細部までとことんこだわったスイーツだと分かっていただけると思います。味も見た目も妥協無しです!
そして迎えた、1月24日。

作成したビラとポップで、和ラモードのコーナーを飾りました。店内で目立つよう、工夫して装飾しました。ポップを使用して、「卵アレルギーフリー商品」であることも、抜かりなくアピールしました!

地域の方の中には、発売開始直後に買いに来てくださった方もいて、とても嬉しかったです!

この空っぽのショーケースを見てください。商品を入れる前の、朝の店舗のショーケースではありません。発売日の正午ごろ、和ラモードが完売し、空っぽになったショーケースです!
午前中に用意していた50個の和ラモードは、なんと午前中のうちに完売。
午後には急遽、工場から追加の和ラモードを持ってきていただいたほど、大盛況でした。

こうして、和ラモード発売初日は大成功!
お客さまが商品そのものだけでなく、地域×商品開発コースのメンバーである学生が発案したという商品開発の過程にも興味を持っていただけたことが、とても嬉しかったです。どのお客さまも、私たちの和ラモードの説明に笑顔で耳を傾けてくださいました!
これからも和ラモードを目当てに、きくち店舗にたくさんのお客さまが来てくださったら嬉しいです。

広報活動
私たち地域×商品開発コースは、新商品を開発することだけでなく、広報にも力を入れて活動しました。地域×商品開発コースInstagramの投稿数は、1月31日現在、5回のリール(動画)を含む、30回。合宿後の9月から、1週間に1回以上のペースで投稿を行ってきました。

毎週の投稿について、深い情報提供に向いているフィード投稿では、フォロワーの皆さまに活動報告や、メンバーおすすめのきくちのお菓子の紹介を行いました。一方で、新規フォロワー獲得や認知拡大に向いているリールでは、時間をかけてメンバー同士で意見をすり合わせながら、私たちの活動内容のまとめや和ラモードの紹介などをしました。目的に応じて宣伝方法を工夫することで、より多くの方々に地域×商品開発コースの活動を知っていただけるよう、努力しました。

こちらの画像は、Instagram投稿物の作成にあたり、進捗を把握するためのシートの一部です。綿密なスケジュールを組み、進捗管理を行った上で、分担して投稿内容を準備したことで、Instagramに毎週投稿するという目標を達成することができました。
ここで、広報に関する嬉しい裏話をひとつ。
11月3日の大感謝祭で、来場者の方々から、「インスタ見てますよ!」「Instagramの投稿を見て来たんですよ!」「インスタでいつも見てるから、初めましての感覚が無い!」というお声をいただきました。SNSはオンラインのコミュニケーションなので、なかなか市民の方に届いているという実感が得にくいのですが、そのようなメッセージをいただいたことで、チーム一同幸せな気持ちになれました。
ひたちなかBRIDGEプロジェクトのアカウント、ぜひフォローよろしくお願いいたします!
各メンバーの感想
ここで、各メンバーの、活動を通しての感想をご紹介します。どのメンバーも、様々な学びがありました!

〈けいな〉
私は、プロジェクトを進めていく中で、考えながら進めることの重要性を実感しました。例えば、大感謝祭前など、時間があまりない中で最善策を選択しないといけないという臨機応変な対応が求められている場面が多々ありました。最初はこのような状況に戸惑っていましたが、メンバーの行動や自身のプロジェクトでの経験を通して、臨機応変に考えながら進めていくという柔軟な対応の仕方を学ぶことができました。
〈めい〉
BRIDGEプロジェクトを通して、様々なバックグラウンドを持った学生とチームになって、現実の課題に向き合えて良かったと感じています。少し自分と社会の距離が縮まった気がして、今まで見てこなかった世界に目を向けることができました。今までは、自分が社会に出て他の誰かの役に立てるのか、不安に思っていました。しかし、BRIDGEプロジェクトでチームに貢献できたことが自信になり、社会で働くことについて、前向きに考えられるようになりました。
〈ともや〉
今回のプロジェクトで、特に、役割の大切さを実感しました。
自分はこれまでやる気に波があるタイプでしたが、今回はモチベーションが長く保てました。その理由は、チームの中で自分に役割が与えられていたからだと思います。役割は使命感や責任感を生み、何より「期待されている」という感覚が力になったと感じています。
また、期待は人に合った大きさであることも大切だと感じました。大きすぎると苦しく、小さすぎるとやる気が生まれない。ちょうど良い期待が、人を前に進ませると気づけたことが今回の大きな学びです。
〈はるか〉
BRIDGEプロジェクトに参加したことで、企業の方や地域の方などたくさんの方々と関わることができました。何より、チームのみんなと仲良くなれたことがとても嬉しいです!
活動を通して、以前よりもコミュニケーション能力が身に付いたと思うし、人前に出ることに対して抵抗がなくなったように感じます。
新たに学んだことをこれからの学生生活でも生かしていきたいです。
〈まりこ〉
BRIDGEプロジェクトを通して多くの人と知り合うことができました。ひたちなか市やきくちの方々の人の温かさに触れて、今まで以上にひたちなか市のことが好きになりました!
自分はDAY1のときに、プレゼン能力を向上させるという目標を立てていました。このプロジェクトでのプレゼンを経て、今まで知らなかった新しい伝え方や言葉の選び方などを学び、自分の成長に繋げることができたと思います!
〈こうき〉
今回のプロジェクトを通して学んだことは、コミュニケーションの難しさと面白さです。僕の長所であるコミュニケーション能力を生かしてインタビューができると思っていましたが、街頭インタビューの難しさを痛感しました。どのように声を掛けたら止まってくれるのか、どのように質問したら僕たちの欲している回答がもらえるのかなど実際にやらなければわからないことを今回学ぶことができました。
【地域×商品開発コース】から大切なお知らせ
私たちは、ひたちなか市の企業であるお菓子のきくちにご協力いただき、新商品を開発していました。新商品「和ラモード」について、読者の皆さまにお知らせです。


〈新商品基本情報〉
名称:和ラモード(読み方:わらもーど)
フレーバー:さつまいも、いちごミルク
発売日:2026年1月24日土曜日
発売場所:ひたちなか市内のきくち店舗(本店、長堀店、外野店、湊店)
ポイント:プリンっぽいのに卵アレルギーフリー!
※本商品は卵を使用していませんが、製造環境におけるアレルゲン管理については、必ず店頭表示をご確認ください。
和ラモードは季節によってトッピングなどが変更になるので、旬の味を楽しむことができます!
写真では、いちごミルクの和ラモードにはブドウがトッピングされていますが、1/24の発売日時点ではイチゴがトッピングされていました。
ぜひ、ひたちなか市の旬を和ラモードで楽しんでくださいね。
この和ラモードには、本記事でたっぷりレポートしたように、私たちチームの数々の物語が込められています!
和ラモードを味わうときに、少しでも私たちのことを思い出していただけたら、こんなに嬉しいことはありません。
おわりに
こうして、地域×商品開発コースは、ときに笑い合い、ときにぶつかり合いながら、互いに手を取り合いながら怒涛の半年間を駆け抜けました。
私たちチームが、始動からたった半年足らずで和ラモードの発売まで漕ぎつけたのは、たくさんの方々の支えがあったからこそです。関わってくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました。
これからも、大好きなひたちなか市のためにできることを見つけて、取り組んでいきたいと感じています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもひたちなかBRIDGEプロジェクト、お菓子のきくち、そして「和ラモード」をよろしくお願いします!









