こんにちは!インターン生の大前です。
皆さんの中には、地方出身の方も多いと思います。進学で都会に出てきた方も多いでしょう。
私自身、進学で上京した地方出身者ですが、就活を控える今「地元就職か?都会就職か?」という悩みにぶつかっています。
そこで今回は、私の出身地でもある長野県出身・都内在住学生2人をお呼びして座談会を開催しました。
地元就職?都会就職?Uターン?
地方出身学生が悩むこれからのキャリアについて、一緒に紐解いていきましょう!
目次
「地元就職」についてどう思う?それぞれの学生が考えること

参加者の小坂さん(左)、塩澤さん(右)
今回は、都内の大学に通う長野県出身者2人に質問をしてみました。
【メンバーのプロフィール】
小坂健介さん:長野県飯山市出身、3年生
地元の自慢は「農業!アスパラ生産量日本一!」
塩澤泰成さん:長野県長野市出身、1年生
地元の自慢は「観光地!善光寺など観光スポットが充実!」
大前佳乃:長野県松本市出身、3年生
地元の自慢は「古い街並みと観光地の融合!松本城や上高地など!」

参加者の出身地(地図:Googleマップ)
ーみなさんは、地元就職派ですか?都会就職派ですか?



東京で就職する可能性もありますが、9割くらいの気持ちで地元に傾いています。






地元就職派と都会就職派でわかれましたね。でも、全員一致しているのは「いつかは地元に帰りたい」という気持ち。その気持ちは、3人共通で持っているみたいです。
ただ、いつかは地元に帰りたいけど、今帰るとは限らない。私自身もそうです。帰りたい気持ちは持ちつつ、やりたいこととのバランスで就職先は探しています。
そこで次は、全員が考えている「いつかは地元に帰りたい」という気持ちについて深掘りしていきたいと思います。
地元に帰りたいと思う理由は?それぞれの学生が持つ長野県愛

「地元就職をしたい」と語る塩澤さん
「いつかは地元に帰りたい」と考えるようになった理由、きっかけなどを紐解いていきたいと思います。
ーどうして「地元に帰りたい」と思うようになったのですか?

東京はどこか窮屈なんですよね。元々は都会就職を考えていたのですが、上京を機に、改めて長野県の魅力に気づきました。

上京する前までは、地元の松本市は住む場所という印象が強かったのですが、東京の人からすると観光地という印象を持つみたいで。今まで知らなかった魅力に気づいて、もっと地元を知りたいと思いました。

地元に対する気持ちが強くなったきっかけは、高校3年生の時に参加した地域ボランティア。地域の大人と関わって、楽しそうに生きる地元の人たちをかっこいいって思うようになりました。




あと、僕の場合はアウトドア好きなので、自然環境も魅力に感じています。
やっぱり、長野県愛が理由なんですね。人付き合いや住みやすさが、長野ならではの魅力。
その長野県で育った私たちだからこそ、地元に対する気持ちが芽生えたのだと思います。
将来生活する場所という軸で考えてみても、長野県はとても魅力的な環境ですね。
新卒で「地元就職」を選ばない理由はなぜ?

就活の悩みを語る小坂さん
全員「地元に帰りたい」という気持ちを持っていますが、塩澤さん以外は新卒で戻ることを考えていませんね。
地元に帰りたい気持ちはあるのに、新卒で戻らない理由は何なのでしょうか?
ー都会就職派の人は、どうして「地元就職」を選ばないのでしょうか?


大手企業よりもベンチャー企業を志望しているので、長野県よりも東京の方が選択肢が多いイメージです。


長野県の就活サイトを見ても、名前を聞いたことがあるような企業が多い印象ですね。

理系の人はいいと思うのですが、文系の人からすると地元就職を懸念するポイントになってしまう気がします。


確かに、長野県は理系の企業が多いですよね。地元就職をした友達も、理系の人が多いイメージです。
理系企業の文系職もありますし、出版社や小売業など他にも様々な企業がありますが、イメージとして「文系の仕事少なそう…」という印象を持ってしまいます。
もしかしたらこのイメージも、地元就職に対する懸念点の1つになってしまっているのかもしれませんね。
「長野県の企業は古くからある有名企業が多い」というイメージも、3人の共通認識でした。
たまたま、都会就職派の2人がベンチャー企業を調べているタイプだったので、その点も上手くマッチしなかった理由なのかもしれません。
座談会を終えて感じたこと、改めて考える「地元就職」

座談会を終えた3人
今回は、「地元就職」というテーマで座談会をしてみました。
地元就職派と都会就職派に分かれましたが、3人に共通しているのは「いつかは地元に帰りたい」という気持ち。
「地元就職をしたい」と考えていなくても、地元愛は全員が持っていました。
そう考えると、「地元就職か?都会就職か?」という2択だけではないのかもしれません。
私自身この2択だけで悩んでいましたが、今回の座談会を通して、選択肢はこの2つだけではないと気づきました。
私が長野県に帰りたい理由は「地元をもっと知りたい」という気持ち。でも、地元を知ることなら都会でもできます。今回の座談会もそうですね。
同郷の人と繋がることも、関わり方の1つでしょう。
都会から、地元の魅力を発信している人もいます。2拠点生活のような形で、関わることもできるかもしれませんね。
新卒の「地元就職」だけではなく、転職して地元に帰るという選択肢もあるでしょう。
今回の座談会を通して、「地元就職」以外にもそれぞれの関わり方があっていいんだなということを学びました。
この記事が、悩みを紐解くきっかけになれば嬉しいです。
・トーキョーにいるU-35長野県民「ヤングナガノ」
https://twitter.com/shinshu2030
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